【学校生活】視覚障がい児 | 居住地交流、行ってみて感じたこと

日常・暮らし
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ちぃママ
ちぃママ

かずは年に一度、居住地の学校との交流があります。
そして、普段通っている学校の近隣の学校とも、年に数回交流しています。

「少しでも社会の中で過ごす経験になれば」と思い、こうした交流をお願いしています。

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なぜ、居住地交流をお願いしたのか

かずは、普段は視覚支援学校へ通い、過ごしています。

少人数の環境なので、先生方のサポートもあり安心して過ごせる一方で、日常的にたくさんの人と関わったり、いろいろな考え方に触れたりする機会は、どうしても限られてしまいます。

だからこそ私は、年に一度でも居住地や学校近隣の学校へ行って、普段とは違う人数や雰囲気の中で過ごす経験をしてほしいと思っていました。

ちなみに、居住地の学校には上の子ども2人も通っていましたが、今の私たちは地域とのつながりがほとんどなく、知り合いもほぼいません💦

交流の前に、学校にはかずのことを伝えていました

交流の前には、交流する学年の生徒にかずが通っている学校のことについてや、普段使っている道具、そしてかず自身についても説明していただきました。

私としては、事前にこうした説明があるので「できること・難しいことをある程度知ったうえで、一緒に過ごしてもらえるのかな」と思っていました。

当日は私も参加しましたが、基本的には子どもたちが自分たちで行動できるように、私は少し離れたところから見守る形です。

かずの担任の先生も一緒に付き添ってくださいました。

実際に参加してみると、思っていた以上に難しかった

実際に交流が始まってみると、正直なところ、思っていた以上に難しいなと感じる場面が。

交流の日は4時間+給食まで参加という形でしたが、教科の先生によっては、かずへの配慮や声かけがほとんどないこともありました。(生徒数も多く、お忙しい中、一人ひとりに細かく対応することが難しいことは十分わかっていますが…。)

かずはもちろん、目で周りの様子を確認することができません。

何をしている時間なのか分からないまま、戸惑って教科書を触っていることもありました。

自分から手を挙げたり、意思表示をして伝えたりすれば良いのですが、消極的な性格もあり…なかなかです。

「今、授業についていけているのかな?」

「何をしているのか、かずは分かっているのかな?」

見ている私は、そんなことが気になってしまい、思わずサポートに入りたくなる場面が何度かありました。

もちろん、すべての場面で特別な対応をしてほしいわけではありません。

ただ、せめて「今、授業についていけているかな?」「今みんなはこういうことしているんだよ」と一度先生が確認・伝えてもらえたらと思ってしまいました。

授業を受けるかず

生徒たちの反応も、それぞれでした

生徒たちの反応も、本当にさまざまでした。

最初は「どんな子なんだろう?」という興味から、たくさんの子が声をかけてくれました。

その後、だんだんと時間が経つにつれて、かずに声をかける子、あまり関わらない子、積極的にかずを案内してくれる子など、それぞれの関わり方がありました。

中には、かずのことを気にかけて、授業中にもいろいろと説明してくれる生徒もいました。

本当にありがたかったです。

でも同時に「この子は自分のこと・授業内容の把握は大丈夫なのかな?」と、少し心配にもなりました。

かずのためにしてくれていることは、とてもありがたい。

でも、その子自身も自分のことでしなくてはいけないことが色々ある。

なかには手伝っている様子を見て、周りで何か言っている子もいて…後でその子、何か言われるかな?などと余計な事を考えてしまったり。

そんなことを考えると、交流することの難しさを感じました。

親だから余計にかもしれませんが。

「交流することに意味があるのかな?」と思ってしまった

今回の交流を終えて、私は正直、少し考え込んでしまいました。

かずには、普段とは違う環境で、たくさんの人と過ごす経験をしてほしい。

いろいろな人がいて、いろいろな考え方があって、自分から伝えなければ伝わらないこともある。

そういう経験は、きっとこれから先の生活にもつながっていくと思っています。

でも一方で、今回のように「何をしているのか分からないまま過ごす時間」があったり、かずのために、誰かが自分の時間や学ぶ機会を削るような時間が増えるようであれば、かずにとってもお互いにとっても本当に良い経験なのだろうか、とも思ったのも事実。

インクルーシブ教育は大切とは言われるけれど、実際に毎日の生活を一緒に過ごすとなると、まだまだ課題や考えることがあるなぁ……と感じたのでした。

これから社会に出ていくために

それでも、今回経験をしてみて、実際に参加してみたからこそ、見えてきたこともたくさんありました。

これから先、かずが社会に出ていけば、今までのように「かずのことをよく知っている人たち」の中だけで過ごすわけではありません。

初めて会う人、かずのことを知らない人、どう接したらいいのか分からない人。

きっと、いろいろな人と関わっていくことになります。

だからこそ、こうした経験を重ねながら、私自身も

「どこまで手を出すのか」

「どんなサポートが必要なのか」

「本人に任せることは何なのか」

を少しずつ考えていきたいと思っています。

居住地交流を終えて、今思うこと

今回の交流では、楽しかったことだけではなく、難しさや戸惑いもたくさんありました。

「かずにとって、この交流にはどんな意味があるんだろう?」と考えるきっかけにもなりました。

でも休み時間やふとした瞬間に、自然体でお友達と会話し、笑顔が見られるときもあったり、実際にその場に行って、いろいろな人と関わったからこそ分かったこともあります。

たぶんお互いに少しずつ知って、少しずつ分かり合っていくものなのかもしれません。

すぐに「良かった」「悪かった」と答えを出すのではなく、今回感じたことを一つひとつ整理しながら、これからもかずにとっての「社会とのつながり方」を考えていきたいと思います。

そして、いつかかず自身が「こうしてほしい」とはっきり自分の気持ちを伝えられるようになったときには、その気持ちを一番大切にできるように、私も少しずつ考え方を変えていけたらと思っています。

最後になりましたが、今回の交流の機会をつくってくださった先生方、生徒のみなさん、本当にありがとうございました😭

実際に交流してみたからこそ、考えること、気づくことがたくさんありました。

貴重な経験をさせていただいたことに、心より感謝しています。

また今後も、こうした交流を通して、お互いに少しずつ知り、分かり合える機会が増えていけばいいなと思っています。

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