その日はよりによって
クリスマスイブの日。
体外式カテーテルの埋め込みと
頭の腫瘍の生検をするために
朝から鎮静をかけて
手術室に運ばれていきました。
終わったのは昼すぎ。
でも麻酔が効いていて
なかなか起きないかずぼー。
起きてもぼーっとしていたりで
はっきり起きたのは
次の日の朝方でした。
目覚めたかずぼーの枕元には
サンタさんからのプレゼント。
入院している子供たちが
少しでも笑顔になってくれたら、と
手作りの毛糸の帽子と
鈴入りのボール。
ある方が寄贈して下さった
あたたかい心のこもった
プレゼントでした。
手術は無事成功でしたが
頭の傷口が痛むのと
カテーテルが気になるみたいで
しばらく泣くかずぼー。
落ち着くためか
ずっと
チョコレート
を求めておりました。
口の周りがチョコレートだらけ。
そして生検後
主治医と色々と話した内容としては
・生検は検査に出しており
結果は数日かかるとのこと。
・生検時に腫瘍も切除したかったが
悪性の可能性もあることと
予想よりも骨に癒着しており
断念したとのこと。
・今の段階で考えられる病気としては
白血病
脳腫瘍・・・
いくつかあるが
画像検査や血液検査などの結果から
おそらく
神経芽腫
だろうということでした。
けれども
神経芽腫だとしたら
原発が副腎の場合が多いのですが
かずぼーの場合
検査の結果
副腎ではない模様。
もしかして
先天性副腎皮質過形成症と
なにか関係があるのか・・・?
主治医曰く、関係ないらしいですが
原発不明のままでしたが
年末ということもあり
病院もお休みに入ってしまう前に
先に治療に入りたいとのことで
生検から4日後に
抗がん剤治療の1回目を
行うこととなりました。
生検した跡(現在)
この時は
1日1日が目まぐるしく
記憶が曖昧なところも。
かずぼーの前では
冷静さを保とうと
不安な顔をしては
いけないと
できる限り
笑顔でいるように
していました。
環境がガラッと変わって
不安いっぱいのかずぼーを
しばらくの間は
ずっと抱っこしていて
腕がパンパンでした。
(かずぼーの辛さと比べたら
大したことなかったけど)
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