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大学病院にて
1週間後、大学病院の受診日になりました。
日に日に寝る時間も増えていっている感じで、待合室にて待つ間も寝ていました。
紹介状を渡し、番号を待っていましたが、大学病院は患者さんがたくさん。
呼ばれるまでに時間がかかるだろうな…と思っていました。
が、すぐに番号では無く、先生からの直接のお呼び出し。
慌てて先生に誘導されるがままに部屋の方へ行きました。
かずぼーは採血や尿検査をするために処置室へ。
私と主人は先生からの話を聞くことにしました。
先生:『いやー、後1日遅かったら命が危なかったかもしれないよ。』
危なかった…?
その一言に私達も思わず息を呑みました。
先生:『数日前にマススクリーニングの検査機関から、こういう子があがってきてるという情報が入ってきててね、数値が異常値だったからいつ受診しに来るか、もしくは他の病院へ行ったのかと思ってて。』
・・・・。
そんなに症状が重かったなんて一切何も言われなかったけど…?
…というか…ということは…
その時、再検査という形で来ていたけれども、確実に確定なんだと実感しました。
大学病院へ行くまでに簡単に先天性副腎皮質過形成症については調べたりしていて、症状が似ているところが結構あったのでもしかしたら…とは思っていたけれど。
(思い込み過ぎ、違うはず、と自分に言い聞かせて落ち着かせてはいたのですが)
実際に確定となると、これは夢の中なのかな?と思ったりはしたものの、横で一緒に話を聞いていた主人の方が泣いてしまったのもあり(>_<)私がしっかりしなきゃ!落ち込んでる場合じゃない!1日遅くなくて本当に良かった…となぜか冷静でした。
何より、ここ数日元気と食欲がなかったかずぼーの原因がはっきり分かって、ほっとしたのを覚えています。 衰弱が進んでいたこともわかりました。
先生から病気についての説明もありましたが、聞いたこともない言葉が次々と出てきたのもあり、難しくて頭にあまり入ってこず。
先生は私達に出来るだけ伝わるように、分かり易く絵を描いて説明してくださったりしました。
薬と上手くつきあっていけば普通に生活もできるとのこと。
その言葉を聞いて少し安心しました。
かずぼーはしばらくの間、点滴でステロイドホルモンなどを補うことになったので、そのまま入院することに。
朝の段階でまさか入院になるとは思っていなかったので、荷物を取りに一旦私が家に帰宅。
それから約2週間もの間、入院することとなりました。
《先天性副腎皮質過形成症について(6)につづく》
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